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薬師山の植生

 植生とは:環境用語。 ある場所に生育している植物の集団。荒原・草原・森林などは その例。植被
辞書的には上記のごとくであるが、かなり大きな範囲についての表現で、個人的規模のチューリップの花壇、トマト畑は入れてもらえないようだ。


1984年発行、すなわち1980年頃の植生図を示す。
出典 : 日本植生誌 近畿  宮脇昭 編著 (至文堂)
歴史的推移についてはこちら  近畿の植生の歴史的推移についての抜粋
上記書籍「近畿地方の現存植生図」による平群付近の植生地図(下記右図)を実際の航空写真地図と重ね合わせると赤丸が薬師山の位置である。
これによると、薬師山を含む生駒山の山麓はおおむね<27>の「コバノミツバツツジ−アカマツ群集」で、
峰付近が<28>「アベマキ−コナラ群集」となっている。   
代償植生 植生区分 凡例          ※ 代償植生  

一方、環境省 自然環境局 生物多様性センター の資料によると、2005年の植生調査の結果は下図のようになる。金勝寺の裏山に当たる所は 66:シイ・カシ二次林に分類され、その北西部、緑ヶ丘住宅地と接する部分は 69:アベマキ−コナラ群集となっている。
環境省のデータはより細かい区分けになっており、宮脇データからの時間的変化を含んでいる場合もある。

  自然林と二次林   日本の里地里山の調査・分析について(中間報告)
上記の環境省植生マップと同じ地域の航空写真:金勝寺周辺、緑ヶ丘、椿台、若葉台などが見える



上の金勝寺周辺、66:シイ・カシ二次林の区分が見て取れる航空写真があった。
更に拡大、黄色に見えるのはツブラジイの花、樹冠に咲くので上空から分布が判る。
これらの航空写真はYahooの地図を利用、航空写真の撮影日がたまたまツブラジイの開花時期に一致
参考
ツブラジイの花 5月上旬